千葉県は20日、県内の一人暮らしの70代女性が、新型コロナウイルスに感染し、肺炎と診断されたと発表した。女性は発熱後に約40人が参加する県外の観光バスツアーで旅行していた。県はツアー会社や他県の保健所と連携し、女性と接触した人の健康状態を調べている。県内の患者は7人目。
県によると、女性は14日夜に発熱し、翌日、県内の医療機関を受診したが、肺炎の症状はなかった。16日、羽田空港に移動し、県外の複数県を回るバスツアーに妹と参加。18日、熱が下がらないため、旅行先の医療機関を受診し、気管支炎と診断を受けた。
同日、羽田空港から電車を使って帰宅。症状は治まらず、19日に県内の別の医療機関を受診したところ、肺炎と診断された。症状が軽いため帰宅したが、20日夕、新型コロナウイルスへの感染が確認され、県内の感染症指定医療機関に入院している。現在も発熱があるが、症状は軽いという。
女性は発症前の2週間、発生元の中国・武漢市を含む海外への渡航歴はなく、ウイルス感染者との明確な接触も確認されていないという。(古賀大己)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル